<夏は蝉/閑さや岩にしみ入る蝉の声=芭蕉/=ニイニイゼミ>
早朝4時過ぎから喧しく鳴いていたヒグラシ(カナカナ)は、今はミンミンゼミの声に替っています。表題の句の蝉は何蝉かと歌人・茂吉は熱心に調べニイニイで納得したという。「やがて死ぬけしきは見えず蝉の声=芭蕉」/天声人語参照。細く耳鳴りの様に鳴くニイニイはまだ鳴いているかな、今夏の低温で蝉も死に急いでいるのでは?
(写真は、ニイニイゼミ 落ちぜみ=9月の季語だが 7/29撮影)
<8月は盆踊り/観音堂前の広場で/ 8/15 夜8°~9°>
集落恒例の「盆踊り」は、民族の原風景のような郷愁を感じさせます。史的には仏教行事説など諸説あるそうで平安期以降、盂蘭盆会と結びつき、精霊を迎え死者を供養する行事として定着した。室町期に「太鼓」と「口説き=音頭?」も添えられたらしい=Wikipedia参照。全国的に公的行事の色彩が強く、田麦でも「町内会の主催」です。
(写真は、8° 前から太鼓・音頭が夜空に木霊し気もそぞろ 8/15撮影)