前 次 最新 一覧
文/植木 務(大島村田麦地区在住)

[2001年2月4日]

<NHK−TV(全国放送)に出ます>
 3/25(日)。7:20pm−9:38pm。NHK衛星第2放送。番組名「千人の力」。「小さな力でも同じ目的に向かって集まれば想像を超えた大きな効果 を生み出すことができます。そんな「人間の力」を再確認する番組です。全国7地区の「千人」の皆さんが、それぞれひとつの目標に向かって力を合わせて成し遂げていきます。各地区15分前後の予定です(PR文よりの引用)」。
 大島村が全国7地区の1ツに選ばれたのだそうです。村の「キャッチフレーズ」は、「日本のチロル」と「音楽村」ですが、これがNHKに買われたのかも知れません。村の出し物は「千人の我楽多(がらくた)コンサ−ト」、演奏曲は「春よ来い」。ガラスコップやどんぶり等を楽器代わりに使います。村民1000人が一堂に集まって演奏します。家内も私も参加します。3/25夜は、NHK−TVの画面 でお会いしましょう。


<顔が出るかナ?>
 先の本番撮りは1/28(日)、珍しく良く晴れた日でした。ここに至るまで前年末より部落毎に練習会を続けて参りました。私は日々の会社勤務で体力精一杯ですので、夜に行われた練習会には一度出席しただけでした。
 大島村の人口は2569人、世帯数834(1/1現在)。乳幼児や病老者以外で村民1000人を集めるのは、この数字から見ても、役場、部落長(区長といいます)など当事者にとっては、大変であった事が想像出来ます。
 全村集まっての1000人の総合練習会は本番当日、本番撮り前の2時間だけでした。易しい曲とはいえ集まった人々の「音感の多様さ」は総合練習の初回を聞いただけで、素人でも気懸かりになりました。しかし指揮者(村にある音楽校長)は流石プロです。1000人を束ねられました。
録画本番は(私の感じですが)結構感動的な出来映えだったと思います。
 3/25の放映は、どうか皆様ご覧下さいませ。


<二極化の危惧>
 中南米、インド西北部の強地震。建築物の崩壊と人身被害など、極く最近だけでも天変地異は日本だけではなく、地球規模の拡がりを思わせられます。
其処でのTV報道に垣間見る、先進国との隔たりの大きい被災地の人々の生活の片鱗に、何がしかの思いを惹起させられます。
 象徴的にも湾岸戦争で見せつけられた、IT最先進国と対国との戦力差、数千年来のイスラエルとアラブとの不和、先進国と途上国、翻って知能的人類と本能的自然界・・これらを思うと世界は二極方向へと分化しつつあるかの如き様相を感じさせられます。
 時間と共に進みつつあるこれらの格差の拡大傾向に対して、漠然たる不安の感を抱かざるを得ません。「かつて世界史上の革命は一国内の両極差の是正でありました(小生’97)」。人為、環境を含めて世界の安寧に関し、何れの分野であれ調和を伴わないこの乖離は、危険要因になり得るのではないでしょうか。


<平穏の休日>
 2/4(日)休日。降雪も少なく薄日も差しました。
今日は「立春」。これからは日々の平均気温が一月よりも高くなっていくそうです。正に春立つ。アップ スタ−ト フォ スプリング。心晴れます。
 ガレ−ジの屋根の雪を下ろし(今冬3回目、積雪約80cmでした)、下の片付けをした後、昼下がりも遅がけから自室に籠もりました。
スト−ヴをつけ、淡い西日を浴びた裏山のブナ林と背景の青空を窓外に眺めつつ、暗闇の深夜に至るまで、好きな「カントリ−ミュ−ジック」の CDの数々を聞いて過ごしました。

前 次 最新 一覧