[2001年10月8日]
<ビデオの顔>
夏のこと、民族大移動のお盆が過ぎてから一週間した頃、次男夫婦が孫を連れて来村しました。
翌朝私が、嫌がりもせぬ一歳半の孫を抱いて、家周りを散歩している姿を息子がビデオに撮りました。直後TV画面に再生したのを見ての感想です。
自分の姿を動画で見るのは初めてでは無いのですが、ア然としたのです。実はもっと「若い顔」の筈と自分では思っていました。ヒゲ剃り時の鏡の中では、もっと若い筈です。でもビデオではそうではない。私の老け具合も自分で思っていていたよりも年相応なのだと解りました。
<ソプラノコンサート>
NHKニューイヤーオペラコンサートに出演した、崔 岩光(サイ イエングアン)さん、今、世界的なアーチストとして活躍されておられます。大島村と村音楽協会の主催で、崔 さんのソプラノ「オペラアリア」を聞く会がありました。
曲目は、「からたちの花」「宵待草」「慕情」・・そして彼女の最も得意とするモーツアルトの歌劇「魔笛」より 「夜の女王のアリア」 などでした。家内と連れだち初秋の一夜、質の高い日本や世界の名曲に、聴衆と共に酔いしれました。
<メール紹介>
神戸からのメールです。国際的テロに関してのものです。
家内の身内もNYのあのビルで勤務中に遭遇し、九死に一生をえました。政治的発言は控えたいのですが、そうではなく、今の所、社会的歴史的事象として私は受け止めています。
これは微妙な問題ですので「公開の性格」ではなく、「親交の交友談」としてです。増え続ける世界人口を視すえ、将来の「食・農」の視点からの考察と解釈しています。
文の一部は変えています。勿論引用文責は私が負うものです。
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ちょっと強引ですが、「農塾(*)」 の一員として今回テロとその報復について考えてみました。
(1)ブッシュ大統領は、報復戦争を支持するか、テロリストを支持するか、という命題を出しましたが、両方ともNO!なので、この命題は間違っている。
(2)テロ後、株価が大暴落したが、軍事産業がリードして持ちこたえている。軍事産業は、戦争やテロ、社会情勢が不安定になると儲かる。軍事産業に支えられたアメリカが主張する自由主義経済とは何ナノか?
(3)リーダーシップを失ったアメリカ。世界的な平和・兵器削減や環境問題への取り組みから離脱するアメリカ。
ゴアとブッシュの大統領選は、世界のリーダーとしてのアメリカか自由主義経済かを選択する選挙だったのでは。
アメリカは、世界平和よりも、悪化した経済の回復を選択した。
(4)アメリカの敗北
強いアメリカを誇ってきたが、アメリカの初めての敗北は電化製品と自動車で日本に敗れた。アメリカ経済を狂わせたのは、日本の工業品輸出?
(5)アメリカへの工業品の輸出に対し、農産物の輸入を迫られる日本は、世界経済と社会の安定、安全で安定した食料供給を確保するために、工業輸出をコントールし、国内の農業を守っていく必要がある。
「風が吹けば、桶屋が儲かる」改め「農業を潰すと、戦争が起きる」話でした。淡路島のみかん農家、Mr. さんの言葉を思い出します。
「平和とは、食べ物がみんなの口に、平等に入ること」
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「農塾(*)」
大島村入村前に、私も家内も受講した講座です。
「神戸学生青年センター」の「有機農業の講座」です。
ここには他に「森林講座」や各種講演会、勉強会などもあり、自然志向の人達に有益なプログラムが提供されています。
<金の糸>
蜘蛛の糸は、透明で白くて・・、と思っていました。
先日「金の糸」もある事に気付きました。クモの巣の編み目の全部が金色な
のではなく、その中の主索(と云うべきか)がそうなのです。太陽の光の当
たり具合なのですが、発色の違いは糸の太さの違いの故でしょうか。
念のため別の山のクモも見てみました。やはりそうでした。蜘蛛の種類は、色模様、形からして、コガネグモの種類かと思います。
<リンドウ>
家の車庫の入り口に、黒い茎を斜めにした50cm程の4本のリンドウがあります。1本に10ケ以上の蕾を着けていました。丁度指先をすぼめて手を上向きにしたかたちです。
それが昨日の陽差しで一斉に咲きました。5枚の裂片の根元に小さな副片をつけ、40ケ程の鮮やかな青紫の吸い込まれるような色に歩を止めて、目を休ませました。