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文/植木 務(大島村田麦地区在住)

[2003年06月17日]

<行幸>
 天皇・皇后が、6/11-13日、新潟県に来られました。 拉致被害者、蓮池さんの在住地であり、私と家内の生地でもある「柏崎市」も、 「みゆき」を受けました。田麦からは直線距離で30km。三つの山谷を越え車で 50分の距離です。偶々所用の途次、市内で交通規制にあいました。 それが幸いして、カーヴを曲がる御車の、ガラスを下ろした左窓から、手を振る 美智子皇后陛下の横顔を拝し得ました。

<求職活動>
 アルバイトを求めて職安へ何度か行っています。2社訪問、共に断られました。 せめて3社は訪れたいと思います。半日勤務、軽作業、低賃金を目指して居 ます。健康と実益のため、気持ちとしては70才まで「がんばりま-す」。

<ブッポウソウ>
 鳥の名前です。漢字では「仏法僧」と書きます。青みがかった黒、嘴と足は赤。 飛んだとき、翼の先に大きな白斑が見え綺麗です。ゆるやかに羽ばたいて、しな やかに飛びます。家の西脇のブナの枯枝に止まっている姿を、よく見かけます。 「ブッポウソー」と鳴くのは「コノハズク」で、「ブッポウソウ」は「グエ、グエ」 と鳴きます。 

<アリ騒動>
 家の二階の敷居沿いに「蟻の行列」。また来たか。早速ルート捜し。 この柱の隙間から出ている!一階の柱は?外の家回りを巡回。家内が山から 延々と続く「蟻の行列」を発見。さて処置。行列の地面の数箇所に薬撒布(市販 の白い粉薬:我が家の常備薬)。縁の下への入り口にも。そして家の中の蟻道 にも少々。後は指で丹念にアリを潰す。こういう事がたまさか有るのです。

<兄の死去>
 享年81歳。出兵も体験し家業を継ぎ、「嫁舅小姑」の間に立ち、旧習のしがらみ も味わい尽くした後半生だったと思います。予想を超える多勢に葬送られました。 かつては父母の葬儀を「喪主」として努め、離郷した末弟の私には何も云わなかっ た兄でしたが今、目の前で「骨」になりました。兄の息子、孫、甥姪、妹達(私の姉 達)と共に、私もその骨を拾いました。

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