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文/植木 務(大島村田麦地区在住)

[2004年10月25日]

<地震・1「04年新潟県中越地震・041023/17:56」>
 私共無事です。母屋と離れの車庫も被害ナシ。裏山の崩落もありません。 あちこちから、何度もメールを戴いたり電話を戴いたり有難う御座いました。  最初の時、突然の異様な大揺れに仰天しました。正直心底から怖かったです。 柱がギシギシいっている間は、天井ばかり見て動けませんでした。 ・・何時この揺れが止むのか、天井が落ちてきはしましかと怖いでした。 恐怖に直面している間は、「適切な判断も迅速な行動」も出来ませんでした。 あの時もし屋根が落ちていたら、・・・・。
 初震?と同等の余震が二度。また来たか。今度はダメか。心臓がキューン。 3日目の25日の深夜と早朝でも強い余震あり。起きた後で気付くと、サッシの窓 が3・4枚、振動で5cm位開いていました。震源地から40kmの所なのですが。

<地震・2>
 直接の被災者は未曾有の難儀でしょう。大被害の方々を思いやられます。 新・新潟県知事は就任直後の初仕事。各面各職の方々の未体験の対応も難儀。 「忘れた頃にやってくる」災難は、何時誰を直撃するか解りません。 この「教訓」をまた痛感させられました。

<地震・3>
 「阪神」の時は眠むっている時で、「数秒の恐怖の時間」は感覚にありません。 「阪神」は飛起きた直後からの「体験」でした。半壊、余震の恐怖、片付、水食料の 心配、転居の繰返し(4度/2ケ月)・・等のあの体験は二度としたくありません。 「地震の神様」、もう私を見放して下さい!

<此夏記04>
 異常の年。自然の変化が異常に目立った年ではないでしょうか。 猛暑、火山噴火、多雨、十ケ の台風の襲来と猛威、洪水、地滑り、地震・・。 地球規模の変化の曲がり目の始まりでなければ良いのですが。

<ウサギの仔>
 急な集落の峠道を車でユックリと下っていました。少し前を、「ヒラヒラ」する ものが右から左へ転がっていきます。茶色で手のひらに載る位の大きさです。 ウサギの仔だなと直感しました。隣の席の家内に声をかけ、「オイ見ろよ!」。 「私、落葉が風で転がっているのかと思いました」、と。そんな感じの寸景でした。

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