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文/植木 務(上越市大島区田麦在住)

[2006年1月17日]

<数値の妙>
 田麦は津南の近くにして津南よりも・・・1/12津南の積雪398cm。
この日の大島役場の放送は、田麦400cm 菖蒲(長野県境)430cm。
津南の交通止めで孤立した集落の「公式積雪計」のない所では、もっと多いのではないかと、TVを見ていて直感しました。

<克雪三要件>
 自家用の「雪捨場・融雪水・機械力」が有効かと思います。
我家の場合: 敷地360坪(含建屋)、融雪池貯水量10t(2x10m)、それに8馬力の除雪機あり。だがこの豪雪で、この程度では、とても埒あかない事を痛感しました。

<不安と恐怖>
 連日降り積もる雪。内奥に不安と恐怖の心情のうごめきを感じます。当初より想定内の事とはいえ、その「重圧感」は移住以来初めてです。
眼前の生活を圧迫する雪に長嘆息。今日はどう処理しようかの思いと作業に、心と体が占領されています。
今は体力でカヴァー。ゆくゆくは行政支援に頼る事になるのでしょう。

<1/14日・雨>
 低温続きで2階建ての車庫の屋根の雪が落ちずに困っていました。背丈の倍は積もっているでしょう。潰れはせぬかと心配でした。 
所が幸いにも「雨予報」。この時期にこんなに雨が降るのは異例です。雨雨降れ降れもっと降れ! 気温も一気に 3/下旬並だそうです。

<1/15日・落雪に成功>
 明方迄かなりの雨。雪が自然に滑って落始め、一部分のみ残る。
薄日も差した午後、意を決し屋根に登る。なぜ止めが無いので慎重に安全第一に。下では家内が助手と見張り役でした。シャベルで突っつき足元の雪が動く直前に避難ついに落下。恵みの「雨」に感謝です。

<温暖化?寒冷化?自然変動?>
 雪の生みの親は、日本海暖流の水蒸気と大陸からの寒気でしょう。
「昔の大雪はもっと凄かった」とよく聞きます。周期的に見舞われる豪雪には、「温暖化」の影響は薄いのでしょうか。

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