[2003年11月7日]
<カナダ旅行>
過去の大戦下の苦難を日本で耐えた二人のカナダ人宣教師が、後日母国の
教会で実情を報告。それを受け1950年代、カナダから多くの宣教師が新潟県
へ派遣され生涯をこの地に献身されました。当時家内も柏崎教会で洗礼を受け
た者の一人です。その日本宣教50周年を期し、教団で企画された2週間の
「感謝返礼旅行」。「母教会」である彼の地の「聖書学院」と、退役された宣教師
・恩師方を訪ねる旅に、22名のメンバーに加えて私も同伴させて貰いました。
<ロッキー、レーク、氷河、草原・・>
カナダの地も又広大なものです。世界人口は限界にきている等とは思いも至ら
ぬ様な視界の広がりに見とれました。地平線まで続く草原と青空、アルプス級の
峨々たる連山、日本の「繊細な」四季の移ろいとは、スケールの異なる大自然の
美しさ、穏やかな人々の笑顔とホスピタリテイ・・・こころ和む旅でした。
<白神山地>
秋田青森の両県に展開し広大なブナ単木の原生林は世界屈指との事です。
町村役場主催のインストラクター研修会に、私と家内も参加させて貰いました。
10年前に世界遺産として登録されたこの地の中核地域を含む高低差厳しい
5kmの山道を、土地の専門ガイドの説明を受けながら歩いてきました。
<黒姫山登頂>
先の快晴の日、家内と登りました。隣接市町村の象徴的美山、標高891m。
上り2.5時間、下り2時間。名札の付いた樹木=23種。紅葉の見頃でした。
700m位迄は車で行きました。扇状の麓は、県の「棚田100選」の一つです。
<田麦の秋>
今や盛りも過ぎました。裏の林の遊歩道は落葉の踝にまでの深みの絨毯で、
歩を進めるとカサカサと乾いた小音の軽やかさが、更なる歩みの楽しさを誘い
ます。風が強くて寒い日の役割り終えた枯れた葉は、枝を離れて群をなし螺旋
を描いて天に舞い、翻えっては真横になびき、赤に黄色に輝いて紺碧の空に
吸い込まれる様に樹冠の彼方に消えて行きます。